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月下思想-2-月夜

ギャグ満載。何を言いたいのかもわからない。













月夜に浮かぶ影は長く、長く。
遥か先まで続く先は、何処へ辿り着くの?















目覚めた部屋は、一面が白と紺。

その中心に鎮座する白い卓の上にクレイドル。
そこで目覚めたのが、僕。


あの夢は、気持ち悪いくらい、煌々と照りつけていて、この部屋も
煌々と輝く白と夜のような紺が無駄に夢の光景を彷彿させる。
あんなもの見たのは、この部屋のせいか。

一瞬の思案を巡らせると、少しの異音。

音の方に目を向けると、そこには女性。
金の髪を長く湛えた、女性だった。
顔はまだ幼さを残す柔らかい表情で。
僕を見つめていた。


「おはよ、ノッテ」
「マスター、ですか?」
「あははっ、そんな固くならんで良いよー?まぁ、一応はマスターなんだけどね!」
「は、はぁ…」
「でも、マスターって禁止ね。」

私、マスター!って感じじゃないじゃん?
いきなりのその言葉とへらへら笑う彼女(いや、マスターか)に虚を付かれる。
かと思えばいきなり悲しそうに眉を下げる。
名前は、セットアップ時に登録されている…
けど。

「だって、マスターですから…」
「だってやなんだもん。」

だってって…


「私は、アキラって呼んでくれれば良いよ」
「いえ…ですが、それは…」
「だからぁ~固いんだって口調が!」
「えぇ…?;」

彼女の謝罪を否定すれば自分の言葉遣いを否定された。
なんなんだろう。
絡みにくい…?

「もしそれが性格なら強制はしないけどさー!ほら、私だってノッテに固い言葉遣わんでしょ?」
「それは…マスターですか
「良いの!気にすんな!!」
…は、はぁ…」

言う前に言われた。
相当強引な人であるらしい。

「私は、マスターでも何でもない。ただのしがないイッパンジンです。
ノッテだってそう。私は、
ノッテとマスターとか神姫とかじゃなくて、そうゆうの無しで、信愛し合って親愛し合える仲になりたいだけなの」

…そう言われては。
ふと、心が熱くなるのを感じた。

「じゃあ、僕のままで、喋り、いや、えっと、喋るよ…アキラ」
「うんうん!普段のままが一番!それがいっちばん可愛いよ、ノッテ」
「…はぁ」

絡みにくい、と言うか…飾らない、のかな。
真っ直ぐな人な気がした。
つい、と僕の頭を撫でる手は暖かくて、ふいにそんな事を思った。

「あれ?李狐は?」
「…?りこ、って…?」
「何処行った?黒髪の、エロギツn…」
「エロって言うなバカ!!!」

僕が背後から黒い気配に気付くや否や、

ビシュッ…
アキラの鼻が黒い槍に潰された。
槍は神姫だった。
黒髪の神姫が、アキラの鼻に向けて鋭い飛び蹴りをかましたのだった。

「あ、アキラ!」
「フン、人をエロ扱いした報いよ!」

黒い槍…じゃない。その黒い神姫は、アキラが鼻を蹴られて俯くわずかな一瞬に二、三度同じ場所を蹴り上げ、うまく僕の居る卓に着地した。
蹴り上げられたお陰で俯かずまた倒れずに済んだアキラは、着地した黒を見やり、当然ながら怒りを顔に浮かべる。

「李狐!あんたね、鼻がつぶれるでしょうが!!!」
「ご心配なく。有事には私が伸ばしてあげますよ、鼻フックで。」
「ふざけ…っ」
「なんなら今から伸ばしましょうか?鼻フックで!!」
「なんなのあんた!鼻フックお気に入りか!!」
「鼻フックやってるアキラさんが見たいんです!!!!」
「うっぜぇ!!!」

あぁ、なんか言い合いが始まってしまった…
呆然と見上げて居ると、
いきなり、黒い槍…じゃなくて。
黒髪の神姫がこちらに向いた。

「初めまして、ノッテさん」
「あ、え、はい…初めまして…李狐さん、ですよね?」
「うん!あ、李狐でいいよー」
「あ、はい…」

いきなり自己紹介?
アキラまだ鼻フックについてブツブツ言ってるのに、李狐さ…李狐はそれを無視して僕に話しかける。

「私はね、李狐っていうの!改めて宜しくねっ」
「はぁ、」
「ノッテちゃんは白魔型なんだよねー?あ、ノッテって呼んで良いかな!?」
「は、い…」
「あのね、ここはねーっ」李狐は止まることなく話を続けようとする…
そこでアキラが我に返ったように

「ちょ、待てよ!」

…ちょっと低い声で言った。

「うっわ、アキラさんなにソレ。キ●タクの真似?超似てねぇ。」

キム●クってなんだ。

「う、うっせ!!ちょっと勇気だしてやってみたらなにさもう!!!」
「まぁ良いや、なんですか?」
「まぁ良いやって…私の決死の物真似を…!」
「で、なんなんですか?」
「そう、そうだよ!私まだ全然ノッテに説明もしてないんだから!私が説明するの!!」
「うわ、うっざ」
「李狐お前うぜぇ!!!!」

ちょっ…アキラ、涙目…

「り、李狐、その辺に…」
「うぬ?…あぁ、そうだね。アキラさんに泣かれたら面倒だし…」
「お前私をなんだと思ってンだよ」

まぁまぁ、と李狐がアキラを宥める。
…なんなんだろう。この関係。


「まぁ、えーと…な、何言おうとしたか忘れたじゃんか!李狐のバカ!!」
「私のせい!?とりあえず、一応自己紹介でもしたらどうですか?
人と人との挨拶は自己紹介から!っていつも言ってますし」
「あぁ、そっか…もう知ってるとは思うけど、私は奥平アキラ、宜しくね?」
にこりと柔和に微笑む。
その笑顔は、さっきまでギャーギャー騒いでいたのとは全くの別人だった。

「で、あなたはNotte…白魔型、Notte di luna、イタリア語で"月夜"」

Notte di luna…
イタリア語で、月夜、なんて。
まるで夢の事をそのまま表現したかのようだ、なんて自嘲気味に笑む。

あんな夢さえ見てなければ、気に入れただろうに。

「ここは、私の住んでるとこ…まぁ厳密に言うとこの部屋の隣が私の部屋なんだけどね。で、このエロ
「アキラさん?」
…李狐も、この建物に一緒に住んでる神姫だよ」

どうしても、李狐をエロ狐って言いたいのかな、この人は。
言葉を遮られて言い換えたけど、どうしてもそうとしか思えない。

「で、この建物はとあるプロジェクト専用の生産工場みたいなもん。
私はこれでもそこの責任者。」
「とある、プロジェクト」
「そ。ノッテの…というより、白魔型の。」
「…」

ふふ、と声を漏らして笑う。
その表情にはまだあどけなさも残る。
それにしても、まだ相当若く見えるのに、責任者なんて。
どれだけ凄い人なんだろう。
…さっきのやり取りを見てると、申し訳ないんだけど、まったくそうは見えない。


「あ、私はなっちゃんに連絡しなきゃ」

思い出したように席を立つ。

「ごめんね、ちょっとだけ忙しくて。李孤、ノッテに簡単に建物、説明してあげてくれるかな」
「あいあい了解~」


ビシ!とお互い警察のやるような敬礼のポーズを決める。
それが終わると、早々にアキラは駆け足で。
部屋を後にした。

李孤が、それを見てふーっと息を付く。

「けーっきょくほとんど説明出来てないんじゃんあの人」
「…うん。」
「ま、良いんだよ…あの人は忙しいから。少しはこうやって、はしゃいで気を抜いてもらわないと。」
「…李孤、まさか、わざとアキラに」
「いや、いつもどうりだけどさ」

いつもどうりなんだ…。
いつもあんななんだ。
ちょっと付いていけるかわからない。

「ダイジョブ、アキラさんはあれでも全然傷付かないから。…多分。」
「多分って。」

信頼関係あってのふざけ合いなんだろうけど。
その信頼は、見てるだけでも感じたものだから、羨ましくはあるけど。







目覚めは唐突。白き空間。
唐突に流れ動きだす、時の歯車。

「白魔型、Notte di luna。
起動は当然の様で必然。
必然の様で整然…美しい事。」



窓すらない、ノッテの起動した部屋を見つめ、呟く小さな影。
笑いもせず唇だけを動かし呟く。


「だが、我がマスターはそんな美しさは許さない。
貴女は美しいほどに醜い。
貴女は私が踏みつぶす。」



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