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月下思想-3-言葉にならない






神姫はあまり出てきません。
白魔型考案者の東雲様のお宅より数名お借りしております。
性格が違うかも知れません。許して下さい。orz


オリジナルの人たちも設定が勝手に独り歩きして行ってます。
自立してくれてると考えれば…良いのかも知れないけど、
勝手に会話してくれちゃうので会話は進むんだけどナレーションが追い付きません助けて下さい。


神姫が出て来るのは次回あたりからかなぁ?





















































あの時、
奇妙な予感の様なものを感じながらも。

貴方を止められなかった私を不甲斐なく思う。

後悔すらしてもしきれない。
毎日毎日、録画された映像が目を瞑ると再生される。

私が貴方を止めていたら?
私が貴方に伝えていたら?
何か変わった?
何が変わった?

貴方は今も自由に歩く事が出来た?
それとも何も変わらない?
私は何をするべきだった?
私は何をすれば良かった?

変わらず繰り返される自問自答。
変わらず繰り返され続ける映像。


…鼓動が早くなる。

ヤメテ、タスケテ。
ソンナモノ、ミタクナイ。


貴方の両足を奪った物が憎い。
貴方の両足を奪った物が怖い。






モウヤメテ、イキガデキナイノ。






















Notte di luna 起動より数時間前。

黒髪を長く携え、全身を黒い服に包んだ美しい女性が凛と。
狭い通路を歩いていた。
その姿やどこぞのモデルかと見紛う如く。
劣等感など一切含まぬ優雅な歩み。
肩にはちょこんと小さい少女。
悪魔型ストラーフ。

声を掛けることすら憚られるほど優雅に歩みを進める彼女に、
声を掛ける者がいた。


「夏希」
黒いスーツに身を包み、
ネクタイをきっちりと締めた金の髪。
黒い車椅子に乗った…まるで少年の様な幼い笑顔。
後ろには着崩した白いスーツに淡い紫のシャツ。
長めの茶髪を緩く下に伸ばした長身の男。

到底一緒に現れるなど想像も出来ぬ真逆にも程がある二人の男の姿。
歩みを進める彼女はそれに何の疑惑も疑問も矛盾すら持たず、少年を見つめる。

「久しぶりだな。」
「相変わらず忙しそうだね。」
目を細め笑い掛ける少年。
口元だけを僅かに吊り上げ笑む彼女。

「忙しいとは思わないがな…好きな事をしているだけだ。」
「あははっ、羨ましいよ。社長になっちゃうと、直接神姫に関わることなんて減るからさ」

歩みを止めない彼女を妨げるでもなく、自然に…且つ円滑に。
彼女に車椅子を並走させる。

「技術開発局に来たらどうだ?お前程の頭なら、うちでも充分やっていける」
「嬉しい誘いだけど…父親が残した神姫の為の会社だ。放って置けないよ」

顔を見合わせること無く、会話を続ける。
いつものやり取りのように、これが当然だとでも謂うように。

「やっほーツバサっ♪ひっさしぶりー」
「おう…七希」

車椅子を押す、長身の男の肩にひらりと飛び乗り頭へとよじ登る、悪魔型ストラーフ…七希。
異様な光景だが揃いも揃って美男美女…とはこの事か。

「なーんかツバサ、機嫌悪いね?」

ぺしぺしとツバサの頭を叩きながら、それでも心底楽しそうに言う。

「さっき、後ろの車に煽られてから機嫌悪いんだよねー?ツバサは」
「…うっせ。ったく俺を誰だと思ってやがんだあんにゃろ…」

笑顔を崩さぬままの少年に悪態をつく長身の男、けらけらと笑う頭上の七希。
子供二人にからかわれている大人の様な可笑しな光景だが、そうは言ってもこの場に"居る"時点で彼等が只者ではない事は確かだった。
『白魔型』開発の中枢…S.project技術開発局。
そこに難なく入る事を許されている人間。
一目瞭然、只者であるはずが無い。

今迄一切、相手の顔を見て話していなかった彼女…頭脳中枢であり技術開発局局長、周防夏希は、此処に来てやっと金髪の少年を横目で見やり、問う。

「今日は、何の用だ?」

それを解っていて、少年は確りと彼女を見上げる。

「多分、夏希が思ってる事で合ってると思うよ。」

殆ど答えに等なっていない回答。

それでも彼女は理解っていた。
歩みを止め。
真横の扉に静かに手を掛け、開く。
全て予想していた行動とでも言うように扉に吸い込まれていく車椅子。

…開いた時の静けさが嘘な様に、まるで中の彼等を二度と外に出すまいと。
重苦しく扉は閉まる。

「…娘に精神的疾患の恐れがある。
だが私にはその知識が乏しい…」

笑顔を消し。
神妙な表情で見上げる。
凛と立つ黒を。

「…お前の秘書も、
心理学に関しては学んでいると聞いているが?」

くい、と顎だけでツバサを指す。
射抜くような瞳は少年を見たまま。

「御存知の通り…しかし相田は心理学科を途中中退した身…。
神姫に関してはまだまだ若輩者である為、是非とも貴社のお力添えを頂きたいと」
「わかった。」

少年が言い終えるより早く答える。

「今はお前の娘であっても、私は産みの親だ。
元より…神姫に関して、
私が断れる筈が無い。」

夏希は淡々と言い終えると、普段自らはあまり使用しない携帯電話を取り出す。台詞を切られた事に唖然としていた少年は…
強張らせていた顔を再び、笑顔に戻した。
安心しきった様な笑顔に。「良かった」という呟きと共に。

「私が断るとでも思っていたのか?」
鼻先だけで笑う。
少し、夏希を見つめた後に首を横に振り、少年は続ける。

「夏希は断らないと思ってた」
「しかし変に緊張はしていただろう?
お前の癖だ。
まるで書類の様な喋り方になる」

淡々と言い切ると、ようやっと携帯電話を耳に当てる。

「お前そこだけどうしても治らねぇよなぁ。
毎回の事だっつーのに、客との会議ン時も」

ゴッ


「…………ッ!!!!」
「うわっ、うわわっうっわー!!
七希、○○○押さえて痛がってる人初めて見たっ!
痛い?ツバサ痛いの!?」
「い…ぇにきまっ……っ」

言葉にならない
(敢えて状況の説明は除外します。
ご想像にお任せ下さい。)

「余計な事言わなくて良いんだよ、ツバサ。」

踞るツバサを見もせず言い放つ。
少年とか言う可愛い生き物じゃない。
鬼だった。


「ユウキ」

この騒ぎの横でどうやら用件を済ませたらしい夏希が、少年じゃなかった鬼…ユウキに向き直る。
声にもならない悲鳴をあげる男等まるで無視、いや視界にすら入っていないのだろう。
何ら問題とする所も無く全く変わらず淡々と、話を続ける。

「私より適任が居る…今、そいつを呼んだ。」

「…ありがと、夏希」

「なに、お前の娘を思う気持ちは私も解っている。…しかし、私にとっても大事な娘だ。同席させてもらうが問題は無いな?」

淀み無く、拒否も否定も、言い訳すら認めない。
迷いも曇りも無い口調でキッパリと。
少し前に垂れ視界を妨げた黒髪を掻き上げながら。
いつも自信たっぷりに、彼女は言うのだ。
当然ながら彼にも、

「俺だって、君の神姫に対する思いは解ってるよ。」

拒否する理由は無かった。

「でもツバサが心理学科に居た事なんて知ってたっけ?」

話した覚えは無いけど、とあどけなく―――男にあどけなくと言うのも可笑しいが、表情を緩ませる。

「何、少しばかり小耳に挟んだのでな…聞いてみたくなっただけだ。
しかし、中退だったのか」

「なんだよ…良いんだよ、大学は出てンだから。」



煽られただけで既に機嫌が悪かった上にユウキの肘鉄を食らい、苦痛だった表情を更に歪ませて夏希を睨む。

今現在、余り陽の目を浴びていないこの男―――相田ツバサ。
22年そこらしか生きていないにも関わらず、
外国にて飛び級で大学卒業資格取得済み、
現在の日本のトップを爆走するくらいのとある大企業の社長子息のボンボン。
ちなみに20カ国語で喧嘩出来る程の語学力まで持っている。
外見に至っては、モデルかホストかにでもなれば良いのにと10人中10人が言う外見。
経歴も外見も申し分無し。


…これだけ聞くと完璧過ぎる男の様だが、
残念ながら素行も性格も頗る悪い。
興味本位で栄養学科やら心理学科やら情報文化学科やら色んな物に手を出したが、飽きっぽい為全て途中放棄。
昔から女に関して節操が無く泣かせた女は数知れず。
喧嘩っ早く口も悪い。
恐いもの知らずで人に従う事を知らない。
所謂不良ともツルんでいたし、暴走族紛いの事もしていた。
その上過去には補導歴有り。
父親が金でそれを揉み消したと言う汚い経歴を持っている。
そんな経歴を持つ彼は、
当然ながら最早実家とは半分勘当の状態。
毎月多額の仕送りがされてくるらしいが、
要するに―――金はやるからこちらに関わるなと言われている様な物。

そんな男に社会での礼節を教え好き好んで秘書にしているのが…この金髪の少年。
奥平ユウキ。
二人共、今迄の全てを捨てきってしまえる程、神姫を愛している事は変わり無い。


「ツバサが心理学を学んだ事があるのなら、もう少しばかり気遣いが出来ても良いのではないかと思ったのだが…中退ならな。」
「あっはははっ!そうだよねー!!
神姫相手に初対面で口説いてくる様な人だもんね!」
「うるっせぇなお前等!!!」
「お前が一番うっさいよツバサ。」


どれだけ輝かしい経歴を持っていようと、
彼女達の前では只のいじられキャラでしかなかった。



キィ、

先程、彼等を閉じ込めた扉が遠慮がちに少し、開く。
肩に黒髪の神姫を連れた男が視界に入ると、
夏希が真っ先に目を向け、ふと口元を吊り上げた。


「早かったな…
松本」
「いえ、僕も…数日前の彼女のデータに違和感を感じていましたので。」


入室者は、松本優二郎。
専攻は……正しく、心理学。
そして…


「松本…っ」
「お久しぶりですね、相田さん。」

にこやかにほほ笑む松本…鋭くそれを睨み付けるツバサ。
恐いもの知らずの男が唯一、苦手とする存在。













暗き夜に立ち姿
赤き生血を啜り逝き
沈めや沈め黒き闇へ
墜ちろや墜ちろ白い世界
底は楽園、私は女王
お前の命狩り盗る悪魔



廃墟と化したビルの一室。
響く歌声や高く清らか。
歌姫は白き姫。


左手には狂気。
小さき掌にすっぽり収まる小さな目。
右手には凶器。
長大にして鋭く身に余る程の白き鎌。


見守るように後ろに佇む、二つの影もまた、姫。


「…まるで映画の様な台詞だけど…
狂宴をはじめようか。」



醜い人間と神姫に。
最愛の恨みと憎しみを総て込めて。
私の出来る限りの最愛で。
愛して愛して愛して…
愛し尽くしてあげる。


だって私、
アナタタチが大嫌いだから。





next...


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Secre

仕事早ぇーっ!?

予想外の進捗状況に驚きを隠せない私でございます(ぉ
あと、SSへのリンク張らせていただいたので一度確認をお願いいたします。

とりあえず、夏希はもうちょっとHENTAI的に気さくな感じでも大丈夫ですよー(ぇ
普通に紳士が言いそうな事は普通に言うので。
子供心を忘れていなかったり。
真面目な時はこんな感じで問題ありませんが!

七希は、なるほど、これはいいですね(ぉ
私も七希を使う時にはこんな感じでやらせていただきます(ぇ

例のお二人も中々素敵な人物ですし、三人組も動き出すようですし。
アキラさん達もどうなるかとかもありますし。
続きを楽しみにしちゃってます(`・ω・´ゞ

No title

東雲さまー。
創作意欲だけがふつふつなんですよー。
これはやばやばです。追いつきませんorz

もっと変態ですか…!頑張ります!
七希さんが一番先にイメージできました!私の好みが入りまくってます←おい

続きを楽しみにして下さっているとは…有難う御座います><
裏の悪い部分が主なので、明るくなりきれないのがつらいですが…
頑張りますね!

>SSへのリンク
確認しました!有難うございます!!!><意欲がますます沸きます…!
プロフィール

もに

Author:もに
--------------------------
中身:もに。
(。←あっても無くても良いか)

趣向:
武装神姫
ドール(オビツ、MSD)
トリックスター-0-(MMORPG)
Figma
その他固定フィギュア
その他ゲーム色々。
最近はiPhoneで拡散性ミリオンアーサーというゲームをやっています。
--------------------------
はじめに。
--------------------------
うちのこ紹介
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超勝手個人企画
--------------------------
トリスタ自キャラ
トリスタ所属ギルド
--------------------------

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