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月光夢想-7-Cel・Fedluca

※連載SSの第二部7話目になります。

俺のお気に入りを無理矢理登場。

毎度恒例、白魔型考案者の東雲様のお宅より数名お借りしています。









過去なんて、変わらないんだ。

そんなことも、知らなかった。

過去なんて、

私にはなかったから。





























「…きき、たい…」






微かにそう言う李狐にまた、優しく笑い。
車椅子の真横にガッチリと固定してあるノートパソコンを取る様に松本に言う。
言われるがままにノートパソコンを手に取り、彼に渡すと、
迷う事無くその電源を入れた。



「あの…僕、出ましょうか?
話しにくい話なら居ない方がいいでしょうし」



確かに、彼女達が目的としで襲いかかったのは白薇であり、ユウキであり。
その場に居なかったユキヤには関係が無いのかもしれない。
そう想い放たれた言葉にユウキは首を横に振る。



「言いにくい話ではあるけど、君はもう関係者だよ。
狂華が傷を負った。それだけで君は効く理由があると思う。」
「…っそう、ですけど…」



ちらりと李狐を見る。
彼女はしっかり頷いた。
「私は大丈夫です」
そう言ってユキヤを見つめる瞳には先程の不安は無かった。


「…それに、実は僕も、
"ホロコースト"についてはそんなに詳しくないんだ。」

かつかつ、と起動したばかりの黒い画面に、鮮やか過ぎるブラインドタッチで何か文字を打ち込んでいく。
…このノートパソコンにはOS等というけったいなものは入っていない。


全ての文字列入力を終えて、Enterを押すと、映し出されるのは白い画面。
そしてその中心に浮かび上がるのは…
黒い服に、幾重にも鎖を纏った、銀髪の、グラフィックの少女。


「…これは」

松本が言うが早く、ユウキは言葉を返す。


「全自動情報収集及び情報処理人工知能。
Cel・Fedluca」


その声に応える様に、少女が青い瞳を大きく開いた。


「どんな検索避けもルカの前じゃ効かない。
その上勝手に情報収集をしてくれて必要な情報だけを蓄積・まとめてくれるAI。
今は制御を掛けてるけど国家機密だって持ってこれる様なタチの悪いハッカーみたいなもんだよ。
…まだ試作品らしいけど。」


らしい、という事はこれは彼が作ったものではない事を指す。
そんな、全世界を敵に回せるようなものを作る人間の気がしれない。
少女が木を模した看板を両手で持ち上げる。
その看板には、
『けんちくわーどをにうりよくしてくだちい』
と、子供の書く様な字で書かれていた。




…なんで幼女だ。と聴きたい。
だがそれを誰にも口に出す事が出来なかった。
聴いたら何かが崩れそうな気がしたからかもしれない。
そんな周りの反応など構わず、彼は本当に人間かと疑いたくなるような手つきで文字を入れていく。
再びEnterを押すと、少女は深く頷いて、
ぱたぱたと手を大きく上下に振りだした。




「…な、にしてるんですか…これ」
「あぁ、検索条件に一致するものを蓄積してるデータから探し出してるんだよ。
…ちょっと処理が重いね…やっぱノートじゃOS抜いても重いかなー…
普段なら0.25秒で読み込むんだけど…」



言葉も程々に、5秒ほどの上下運動が終わると、
ぱ、と画面が切り替わる。
開いたのは5つの窓。
その一つに悠然と映る冷たく、黒い瞳で、
見下ろす様に写されている…黒い髪。








紛れも無くそれは。








「李狐…さん、ですよね…?」







"L'Olocausto"の文字列の下に映る、今と全く表情の違う李狐の姿。
全てを憎む様な暗さを内に秘めた瞳で、
まるで射殺すかの様に写真に写っている。





「…一般の検索サイトでは、"ホロコースト"でこの検索結果は出ない。
そこから一歩でると、全て隠語で話される。
"ホロコースト"はイコール"L'Olocausto"。
「…どうゆうことですか」







要領を得ないもの言いに、松本は顔をしかめる。

しかめると言うより、本当に意味が解らないのだろう。

ノートパソコンを覗き込んだ他の人間も皆同様に。
唯一人、ノートパソコンの画面を覗き込まない男―――
世界各国20カ国語で喧嘩が出来る語学力の男が言葉を放つ。






「"L'Olocausto"は"holocaust"のイタリア語だ。
"ホロコースト"自体あんま使う言葉じゃねェが…
英語で『大虐殺』…
元は火災での大虐殺、大破壊、全滅の意味だけど…
今は彼の政権での大虐殺の意味で使われる。
語源はギリシャ語の「獣を丸焼きにして神前に供える犠牲」を意味してる。」
(ってwiki先生が言ってた byもに。)







―――大虐殺。

そう呼ばれていた、李狐。




そして、獣を丸焼きにして神前に供える。







「…まさか」







松本がそう呟くが早く、ユウキが頷いた。




「神姫同士が"死ぬ"まで戦いを続ける無法演武場―――
敗者を消し勝者を消し残った者のみ生き残る。
傲慢な人間が同種の人間の為だけに作り上げた、神姫達の殺し合いの場。
無法殺"神"演武場Lossa Ricantの女帝として君臨し、

優勝し続けている頃の李狐だよ。」


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最近はiPhoneで拡散性ミリオンアーサーというゲームをやっています。
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